セルビア料理 · 主菜/塩味のペイストリー

Pazarske mantije(ノヴィ・パザルの小さなミートパイ)

手で薄く伸ばして層を作る生地に牛ひき肉と玉ねぎを包み、直径40cmの型へ詰めて高温で香ばしく焼くノヴィ・パザルのPazarske mantijeです。

セルビアの代表料理
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Pazarske mantije(ノヴィ・パザルの小さなミートパイ)
出来上がり量 60個/8人分
準備時間 70分
加熱時間 45分
待ち時間 45分
概要

Pazarske mantije|ノヴィ・パザルの層状生地で包む小さなミートパイ

Pazarske mantijeは、セルビア南西部ノヴィ・パザルと強く結び付く小型の肉入りペイストリーです。日本語ではマンティーヤやマンティーアと表記される例がありますが、ここでは複数形を含む原名Pazarske mantijeを主に用います。小さな肉入りパイのように見えても、生地を何層にも伸ばして重ねる工程が料理の特徴です。

生地は小麦粉、水、塩、ひまわり油から作り、12個の玉に分けて30分休ませます。休ませた生地を薄く伸ばし、溶かしたバターとひまわり油の混合物を薄く塗りながら重ね、さらに10分休ませます。この休ませ時間が、生地を最終的に薄く伸ばす際の戻りを減らします。

フィリングは冷たい赤身の牛ひき肉、細かい玉ねぎ、冷水、塩、黒こしょうを、粘りを出しすぎないよう短く混ぜます。小さな正方形に切った生地へ包み、直径40cmの型へ隙間なく詰めます。200℃で20分、続いて180℃で20〜25分焼き、中央の牛肉は最低71℃に達していることを確認します。焼き上がりは5分休ませてから提供します。

実用情報

実用情報

  • ポイント生地を十分休ませ、薄く伸ばしても裂けにくい状態にする。
  • ポイント層の間のバターと油は薄く塗り、たまりを作らない。
  • ポイント牛ひき肉は練り込まず、玉ねぎと水、調味料が均一になるまでだけ混ぜる。
  • ポイント焼き色だけに頼らず、中央の牛肉が71℃以上であることを温度計で確認する。
材料

材料

生地

  • 700g 小麦粉
  • 420ml 水(ぬるめに温める)
  • 12g 細塩
  • 30ml ひまわり油(生地用)

肉のフィリング

  • 700g 赤身の牛ひき肉(冷やしておく)
  • 400g 黄玉ねぎ(ごく細かく刻む)
  • 70ml 冷水
  • 12g 細塩
  • 3g 黒こしょう(粉末)

層に塗る油脂

  • 150g 無塩バター
  • 70ml ひまわり油(バターと混ぜる)
作り方

作り方

生地

  1. 生地をまとめる大きなボウルで小麦粉700gと塩12gを混ぜ、ぬるい水420mlとひまわり油30mlを加える。約8分で、なめらかでやわらかく、ぼそぼそしない生地にする。

  2. 12個に分ける作業台で8〜10分こね、弾力が出たら12等分して丸める。各玉の表面がなめらかで、引くとすぐ裂れない状態にする。

  3. 30分休ませる生地の玉を覆い、室温で30分休ませる。押しても強く戻らず、薄く伸ばしやすくなればよい。

フィリングと層作り

  1. 肉のフィリングを混ぜる冷たい赤身の牛ひき肉700g、ごく細かい黄玉ねぎ400g、冷水70ml、塩12g、黒こしょう3gを約3分、均一になるまでだけ混ぜる。練ってペースト状にしない。

  2. 塗り油を作る溶かした無塩バター150gとひまわり油70mlを小さなボウルで約1分混ぜ、均一で流動する状態にする。

  3. 生地を伸ばして重ねる12個の生地をいくつかの組に分け、広い作業台で薄く伸ばす。重ねるたびに油脂を薄く塗り、約20分かけて層を作る。厚い油だまりを残さない。

  4. 層を10分休ませる重ねた生地を覆い、室温で10分休ませる。さらに伸ばしても縮み戻りにくい状態にする。

  5. 小さく包む層状の生地をさらに薄く伸ばして小さな正方形に切り、計量した牛肉フィリングを置いて包む。約20分かけ、60個すべてを同じ大きさにし、生の肉が露出しないよう閉じる。

  6. 型へ詰める直径40cmの丸い焼き型へ薄く油脂を塗り、包んだ生地を隙間なく並べる。約5分で均一に詰め、残りの油脂を表面へ薄く塗る。

焼成

  1. 200℃で焼き始める200℃のオーブンで20分焼く。表面の縁が濃いきつね色でパリッとし、中央の1個へ温度計を差して牛肉が71℃以上に達していることを確認する。

  2. 180℃で焼き切る温度を180℃へ下げ、さらに20〜25分焼く。底の生地が型からきれいに離れ、内側の層にも生っぽい粘りが残らない状態にする。

  3. 5分休ませる焼き上がった型を室温で5分休ませる。蒸気が落ち着き、1個ずつ破れずに持ち上げられるようになってから提供する。

実用情報

実用情報

保存と提供

1人7〜8個を目安に、5分休ませた後で熱いうちに提供します。サワーミルクやにんにく入りヨーグルトは別添えにでき、焼き型へかける構成にはしません。生地は組み立て直前までに作れますが、生の肉を包んだmantijeは室温へ長く置きません。残りは2時間以内に4℃以下で冷蔵し、3〜4日以内を目安に使います。温め直す時は中心74℃まで加熱し、表面のパリッとした食感を戻すには電子レンジよりオーブンが適します。

確認ポイント

確認ポイント

  • 伸ばすと生地が裂ける目安: 休ませ時間が不足しているか、薄い端だけを強く引いています。覆ってさらに休ませ、厚い部分から均等に伸ばします。調整: —
  • 上だけ濃く底がやわらかい目安: 火が強すぎるか、型の位置が高すぎます。ラックを下げ、200℃から180℃へ下げる2段階の焼成を守ります。調整: —
  • 肉が締まりすぎる目安: 牛ひき肉をソーセージ生地のように練りすぎています。玉ねぎ、水、調味料が均一になるところで混ぜるのを止めます。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1人分の量7〜8個(型の約1/8)
  • エネルギー約760kcal
  • 炭水化物約75g
  • たんぱく質約34g
  • 脂質約36g
  • 食物繊維約4g
  • ナトリウム約800mg

数値は目安です。使用する製品、下処理、吸収量、実際の取り分け方によって変わります。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

小麦(グルテン)とバター由来の乳を含みます。別添えのヨーグルトを使う場合も乳が加わります。生の牛ひき肉は冷たく保ち、中央を71℃以上まで焼きます。残りは2時間以内に4℃以下で冷蔵し、温め直しは中心74℃まで行います。

よくある質問

よくある質問

マンティと同じですか?

名称に共通する背景はありますが、Pazarske mantijeはノヴィ・パザルで発達した小さな層状ペイストリーとして扱います。ここでは手で伸ばす生地と牛肉の包餡、焼成を料理の中心にします。

仕上がり: 小さな一口サイズの生地が層ごとに香ばしく焼け、内部には玉ねぎを含む牛肉のフィリングが収まります。

決め手: 生地を休ませて薄く層状にし、牛肉を練りすぎず、焼き色と71℃以上の中心温度の両方を確認することが決め手です。