セルビア · 主菜/煮込み

Pasulj sa suvim mesom(燻製豚肉入り白いんげん豆の煮込み)

白いんげん豆を12時間冷蔵で戻し、一度ゆでこぼしてから燻製豚スペアリブ、玉ねぎ、にんじん、にんにくと弱く煮込みます。最後に小麦粉とパプリカのルーを加え、豆の形を残したまま、とろみのある煮汁に仕上げます。

セルビアの代表料理
共有
Pasulj sa suvim mesom(燻製豚肉入り白いんげん豆の煮込み)
出来上がり量 8人分
準備時間 30分
加熱時間 165分
休ませる時間 725分(12時間5分)
概要

燻製豚スペアリブと白いんげん豆を煮込み、パプリカのルーで仕上げるPasulj sa suvim mesom

Pasulj sa suvim mesomは、豆と燻製肉を合わせるセルビアの家庭的な煮込みです。日本で安定した短い料理名が定着していないため、原名を残し、「燻製豚肉入り白いんげん豆の煮込み」と説明します。

豆はテトヴァツ系の大粒白いんげん豆500gを使います。12時間、4℃以下の冷蔵庫で水に浸し、ふくらませてから最初の水を捨てます。

続いて新しい水1,000mlで沸騰後10分ゆで、もう一度湯を切ります。その後、燻製豚スペアリブ500g、玉ねぎ300g、にんじん150g、にんにく12g、ローリエ2枚、パプリカ10gを加えて弱く煮ます。

約135分の主煮込みでは、激しい沸騰を避けます。強く煮立てると豆の皮が崩れ、煮汁が濁って重くなりやすいためです。豆の中心は柔らかく、形は多くが残り、豚肉は骨から外れやすい状態が目安です。

仕上げのルーは、ひまわり油30mlと薄力粉30gを約2分加熱し、強い火から外して残り5gのパプリカを加えます。豆の煮汁で溶きのばしてから鍋に戻すと、粉のだまを作りにくくなります。

塩は追加で5gに固定しています。燻製肉は製品によって塩分差が大きいため、栄養値のナトリウムも概算として扱います。

実用情報

実用情報

  • 主煮込みは弱くふつふつする程度にする豆の皮を壊しにくくなります。
  • 燻製スペアリブの塩分を考慮する追加の塩は5gに固定し、別の燻製肉へ置き換えません。
  • パプリカは強火を避ける粉を炒めた後、火を弱めてから加えます。
材料

材料

  • 500g 乾燥の大粒白いんげん豆、できればテトヴァツ。選別して洗う
  • 500g 燻製豚スペアリブ、加熱が必要な製品、食べやすい大きさに切る
  • 300g 黄玉ねぎ、みじん切り
  • 150g にんじん、薄切り
  • 12g にんにく、みじん切り
  • ローリエ2枚
  • 30ml ひまわり油、ルー用
  • 30g 薄力粉、ルー用
  • 15g 甘口パプリカパウダー、10gと5gに分ける
  • 5g 塩
  • 2g 黒こしょう
  • 5,500ml 水。1,500mlを浸水、1,000mlを最初のゆで、2,500mlを主煮込みに使い、最大500mlを差し水用に残す
作り方

作り方

浸水と最初のゆで

  1. 豆を戻す500gの豆に1,500mlの水を注ぎ、4℃以下の冷蔵庫で12時間浸水する。

  2. 一度ゆでこぼす浸水水を捨て、豆に新しい水1,000mlを加える。沸騰してから10分ゆで、もう一度湯を切る。

主煮込み

  1. 燻製豚肉と野菜を煮る豆を鍋に戻し、燻製豚スペアリブ、玉ねぎ、にんじん、にんにく、ローリエ2枚、パプリカ10gを加える。熱湯2,500mlを加え、弱くふつふつする状態で約135分煮る。豆は中心まで柔らかく、形を保ち、豚肉は骨から外れやすい状態にする。豚肉部分は少なくとも63℃に達し、最低3分の休ませ条件を満たす。

  2. 水分を保つ135分の煮込み中、ときどき混ぜる。水面が豆より下がった場合だけ、差し水用に残した500mlの熱湯から少量ずつ足し、終盤に薄めすぎない。

パプリカのルーと仕上げ

  1. ルーを作る小さなフライパンで30mlのひまわり油を熱し、30gの薄力粉を約2分混ぜる。強い火からいったん外し、残り5gのパプリカを混ぜる。全体の工程は約3分。

  2. 鍋へ戻す豆の煮汁をおたま1杯ほどルーに加えて滑らかにのばし、鍋へ戻す。5gの塩と2gの黒こしょうを加え、弱く15分煮る。

  3. 休ませるローリエを取り出し、火を止めて5分休ませてから8等分する。

実用情報

実用情報

提供

熱い主菜として提供する。パンやピクルスを添えることはあるが、栄養値には含めない。

仕込み

豆は前夜から冷蔵で浸水する。野菜は最初のゆでの間に切ることができる。

保存と温め直し

残りは2時間以内に4℃以下で冷蔵し、3〜4日以内に使う。温め直す場合は74℃まで加熱し、必要な場合だけ少量の水で濃度を戻す。

確認ポイント

確認ポイント

  • 外側は柔らかいのに豆の中心が硬い目安: 豆が古いか、煮込み不足。弱い煮立ちを保ちながら中心が柔らかくなるまで続ける。調整: —
  • 粉っぽい目安: ルーが濃すぎるか、加えた後の15分煮込みが不足している。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1人分の量鍋の約1/8、約450g
  • エネルギー470kcal
  • 炭水化物47g
  • たんぱく質28g
  • 脂質18g
  • 食物繊維11g
  • ナトリウム900mg

数値は概算です。燻製豚肉のナトリウム量は製品差が大きく、ここでは追加の塩5gを含めて計算しています。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

ルーの薄力粉に小麦/グルテンを含みます。浸水中の豆は4℃以下に保ちます。加熱が必要な燻製豚肉は十分に火を通し、豚肉部分を少なくとも63℃にし、最低3分休ませます。残りは2時間以内に冷蔵し、3〜4日以内に使い、温め直しは74℃まで加熱します。

仕上がり: 豆の形を残しながら中心は柔らかく、燻製豚肉のうま味が煮汁に広がり、薄いパプリカのルーで軽くとろみが付いた煮込み。

要点: 弱い煮立ちと、仕上げに加えるルーの濃度を抑えることが重要です。