セルビア料理 · 冷蔵トマト加工品

Paradajz u flaši

Paradajz u flaši は、完熟トマト、甘口パプリカ、パセリ、セロリの葉を煮てから急速に冷やすトマトベース。この作り方では密閉瓶を常温保存の根拠にせず、4 °C以下の冷蔵または冷凍だけで保存する。

セルビアの代表料理
共有
Paradajz u flaši
出来上がり 2500 ml
準備時間 35分
調理時間 25分
待ち時間 140分
概要

Paradajz u flaši ― 冷蔵・冷凍用のセルビア風トマトベース

Paradajz u flaši は、旬のトマトを後のスープや煮込み、ソースに使いやすい形へしておくセルビアの家庭的な加工品。家庭には生のまま詰めるもの、保存料を使うもの、煮るものなど複数の方法があるが、ここでは一つの冷蔵・冷凍用途に絞る。瓶のふたを閉めること自体は保存処理ではない。

完熟トマト3000 gに赤い甘口パプリカ250 gを加え、粗い流動状までつぶす。完全に濾したジュースにはせず、細かい果肉を残すことで、後で料理へ使ったときに厚みが出る。大きなステンレス鍋で20分しっかり煮、泡が落ち着き、生の香りが消えて少し濃くなったら、塩とハーブを加えてさらに5分加熱する。

重要なのは加熱後。深い大鍋のまま放置すると中心が冷えにくいため、熱いトマトを浅い耐熱容器へ分ける。20分だけ蒸気を逃がし、その後4 °C以下の冷蔵庫へ入れて120分。表面だけでなく全体が冷えてから、清潔な瓶またはジャーへ移す。

冷たい状態で詰めた容器は、冷蔵庫で使いやすくするための入れ物。ふたが密閉して見えても常温保存はしない。冷蔵は3〜4日以内。長く置く分は膨張余地のある容器で冷凍し、冷蔵庫内で解凍する。

使う前に果肉と汁が分かれている場合は振るか混ぜる。自然な分離だけで腐敗とは判断しないが、異臭、かび、ガス、漏れ、長時間の温かい放置があった場合は廃棄する。

実用情報

実用情報

  • 浅い容器で冷やす大量のトマトを鍋のまま冷まさず、中心まで速く温度を下げる。
  • 瓶は保存処理ではない詰めた後も4 °C以下を維持する。
  • ハーブは控えめに後でスープ、煮込み、ソースへ使いやすい味に保つ。
材料

材料

トマトベース

  • 3000 g 完熟トマト、洗って芯を取り粗く切る
  • 250 g 赤い甘口パプリカ、洗って種を取り刻む
  • 30 g イタリアンパセリ、洗って刻む
  • 20 g セロリの葉、洗って刻む
  • 15 g 細塩
作り方

作り方

トマトベースを煮る

  1. 野菜を洗って整える3000 gのトマト、250 gのパプリカ、30 gのパセリ、20 gのセロリ葉を流水で洗う。傷んだ部分、トマトの芯、パプリカの種を除き、10分ほどで健全な部分だけにする。

  2. 粗くつぶすトマトとパプリカを15分ほどで粗い流動状へ刻むかパルスする。濾したジュースではなく、細かい果肉が残る状態にする。

  3. 20分煮る鍋で沸騰させた後、中火に落として20分、定期的に混ぜながら煮る。泡が落ち着き、生の香りが消え、少し濃くなるまで加熱する。

  4. 塩とハーブを加える15 gの塩、30 gのパセリ、20 gのセロリ葉を加え、中弱火で5分煮る。焦がさず、ハーブが均一にしんなりするまで。

冷やして詰める

  1. 浅い容器へ分ける熱いベースを清潔な浅い耐熱容器へ分け、20分冷ます。強い蒸気が収まったら次へ進む。

  2. 120分冷蔵する容器を冷蔵庫へ入れ、4 °C以下で120分。表面だけでなく中心まで冷たくなったことを確認する。

  3. 冷たいまま瓶へ移す冷えたベースを清潔な瓶やジャーへ移し、冷蔵用と分かるようにしてふたを閉め、10分以内にすぐ冷蔵へ戻す。ふたの閉まり具合だけを安全性の根拠にしない。

実用情報

実用情報

実用的なヒント

4 °C以下で3〜4日以内に使う。長く置く場合は冷凍し、解凍は冷蔵庫内で行う。セロリの葉20 gは同量のイタリアンパセリ20 gに替えられ、セロリ特有の香りは弱くなるがトマトとハーブのベースとしては機能する。

確認ポイント

確認ポイント

  • 中心がいつまでも温かい目安: 深い鍋のまま冷ました可能性がある。加熱後すぐ浅い容器へ分ける。調整: —
  • 冷やすと分離する目安: トマトの固形分と汁が沈降することがある。料理へ量る前に振るか混ぜる。分離だけを腐敗の印とはしない。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1食分250 ml
  • カロリー80 kcal
  • 炭水化物16 g
  • たんぱく質4 g
  • 脂質1 g
  • 食物繊維5 g
  • ナトリウム600 mg

数値は概算で、約2500 mlの出来上がりを10等分した場合の目安。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

記載した材料自体に主要アレルゲンは含まれない。野菜は切る前に流水で洗う。加熱後は浅い容器へ分け、2時間以内に4 °C以下へ冷蔵する。完成品は冷蔵または冷凍し、密閉ふた、保存料粉末、温かい場所での保持を安全性の代わりにしない。

完成像: 粗いトマト果肉とパプリカ、ハーブを残し、後の料理へ使える冷たいトマトベース。

決め手: 加熱後に浅い容器で速く冷やし、瓶詰め後も4 °C以下を維持する。