セルビア料理 · 温かい朝食または食べ応えのある塩味料理

Belmuž

Belmužは、若い全脂チーズを弱火で溶かし、コーンミールを少しずつ加えて脂が分離するまで練る料理です。追加のバターやカイマクに頼らず、チーズ自身の水分と脂肪でなめらかさを作ります。

セルビアの代表料理
共有
Belmuž
出来上がり 6人分、1人約190〜200 g
準備時間 5分
加熱時間 25分
待ち時間 0分
概要

Belmuž――若い全脂チーズとコーンミールを練り上げるセルビア東部の温製料理

Belmužでは、チーズそのものが味付けだけでなく調理媒体にもなります。若い全脂チーズを厚手の鍋でゆっくり温めると、たんぱく質がやわらぎ、少しずつ脂がにじみ出ます。そこへコーンミールを加え、チーズの水分を吸わせながら練ることで、単なるチーズソースではない弾力のあるまとまりが生まれます。

この配合はチーズ1 kgにコーンミール180 gです。小麦粉を使う地域的な作り方もありますが、ここではコーンミールだけを使います。また、バターやカイマクは加えません。脂肪分は若い全脂チーズから出るため、粉を多くしすぎると本来のつやとやわらかさが失われます。

加熱中の判断基準は色ではありません。弱火で底をこすりながら混ぜ、チーズを焦がさずにほぼ溶かします。コーンミールは一度に入れず、少しずつ加えます。生地がなめらかに一体化し、表面や鍋の縁に脂がはっきり見えてきたところが仕上がりです。

Belmužは冷めると急に締まるため、鍋からすぐ取り分けるのが適しています。保存は可能ですが、再加熱後は作りたてより硬くなります。冷蔵する場合は衛生温度を守り、必要な分だけを十分に温め直します。

実用情報

実用情報

  • ポイント1火を上げず、チーズに焼き色を付けない。
  • ポイント2コーンミールは一度に入れず、細く加える。
  • ポイント3粉を足して硬くするのではなく、脂の分離を終了の目安にする。
材料

材料

  • 1000 g 若い全脂の牛乳または羊乳チーズ — 大きめにほぐす
  • 180 g 細挽きまたは中挽きのコーンミール — 少しずつ加えられるよう計量しておく
  • 3 g 細塩 — 最後の塩味調整用
作り方

作り方

作り方

  1. 準備するチーズ1000 gを大きめにほぐして24 cmの厚手鍋に入れ、コーンミール180 gを別に計量しておく。約2分。チーズの大きさをそろえ、溶け方に大きな差が出ないようにする。

  2. チーズを溶かす弱火で約8分、鍋底をこすりながら絶えず混ぜる。焼き色を付けずに濃くつやのある状態へやわらげ、縁に少量の脂が見え始めるまで加熱する。

  3. コーンミールを練り込む弱火のままコーンミールを少しずつ加え、さらに約17分混ぜ続ける。生地がなめらかにまとまり、弾力が出て、表面と鍋の縁に脂がはっきり分離するまで練る。

  4. 塩味を整えて盛る味を見て必要な場合だけ細塩3 gを混ぜ、約3分以内に熱いうちに取り分ける。スプーンですくえるやわらかさを残す。

実用情報

実用情報

食べるタイミング

作りたてを熱いうちに盛る。冷めるほど締まるため、鍋の中で長く保温しない。

保存と温め直し

残りは2時間以内に浅い容器へ入れ、4 °C以下で3〜4日冷蔵する。食べる分だけを74 °Cまで温め直し、均一に熱が入るよう混ぜる。

チーズの選択

羊乳の若いチーズを同量の若い全脂牛乳チーズへ替えることはできるが、羊乳らしい鋭い風味は弱くなる。

確認ポイント

確認ポイント

  • ぼそぼそして乾く目安: コーンミールを一度に入れたか、計量以上に加えた可能性が高い。分量を守り、細く加えながら混ぜ続ける。調整: —
  • チーズが溶ける前に焦げる目安: 鍋が薄いか火が強すぎる。厚手鍋に替え、弱火で底をこする。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1食分約195 g
  • エネルギー610 kcal
  • 炭水化物25 g
  • たんぱく質31 g
  • 脂質43 g
  • 食物繊維2 g
  • ナトリウム950 mg

数値は目安です。全脂フレッシュチーズとコーンミール180 gを6等分した概算です。チーズの種類で脂質とナトリウムは大きく変わります。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

乳を含みます。コーンミール自体は小麦ではありませんが、製品や台所での交差接触は別に確認が必要です。家庭では加熱殺菌済みの新鮮なチーズを使います。残りは2時間以内に4 °C以下で冷蔵し、再加熱は74 °Cまで行います。

仕上がり: 熱く、つやがあり、スプーンですくえるチーズとコーンミールのまとまり。表面にはチーズ由来の脂が見える。

決め手: 弱火を守り、コーンミールを少しずつ加えて、脂が分離するまで休まず練ること。