セルビア · 主菜

グラーシュ(Gulaš)

牛肩肉と大量の玉ねぎを、甘口パプリカ、少量の辛口パプリカ、キャラウェイ、ローリエでゆっくり煮込みます。小麦粉やトマトで濃くせず、柔らかく煮溶ける玉ねぎだけでソースに厚みを出します。

セルビアの代表料理
共有
グラーシュ(Gulaš)
出来上がり量 5人分
準備時間 20分
加熱時間 110分
待ち時間 0分
概要

グラーシュ(Gulaš)|玉ねぎで濃度を付けるセルビアの牛肉パプリカ煮込み

グラーシュ(Gulaš)は、中央ヨーロッパからバルカンに広がるグヤーシュ系の煮込み料理です。日本語のセルビア料理紹介では「グラーシュ」という表記が使われています。この固定版はトマトを入れず、700g牛肩肉と500g玉ねぎを中心にした濃い煮込みです。

ソースの厚みは小麦粉ではなく玉ねぎから作ります。500gの玉ねぎを30mlひまわり油で20分かけ、白い硬い部分が見えなくなり、淡いきつね色になるまでゆっくり柔らかくします。ここを急いで強火にすると焦げ味がソース全体に残ります。

12g甘口パプリカと1g辛口パプリカは、強い火から一度外すようにして短く混ぜ、すぐ700g牛肩肉を加えます。粉末パプリカは脂の中で焦げやすいため、香りが立ったら肉と水分を続けて入れることが重要です。

2gキャラウェイ、2gローリエ、10g塩、2g黒こしょう、最大800mlの熱湯を加え、ふたを少しずらして80分弱火で煮ます。牛肉は途中で63℃以上に達しますが、肩肉はそれだけでは硬いため、最後はフォークで抵抗なく崩れることを終点にします。

玉ねぎが煮溶け、液体が肉を「スープのように深く覆う」のではなく、肉に絡む厚いソースになれば完成です。ローリエを取り出し、鍋に残る液体の範囲だけで濃度を整えます。

実用情報

実用情報

  • 玉ねぎの20分を省かないここがソースの主な濃度になる。
  • パプリカを乾いた高温鍋で長く炒めない香りが立ったらすぐ牛肉と水分へつなぐ。
  • 牛肉の終点はフォークの柔らかさ63℃は安全の目安で、牛肩肉の食感はさらに長い煮込みで整える。
材料

材料

牛肉グラーシュ

  • 700g牛肩肉、3cm角
  • 500g玉ねぎ、非常に細かく刻む
  • 12gにんにく、細かく刻む
  • 30mlひまわり油
  • 12g甘口パプリカパウダー
  • 1g辛口パプリカパウダー
  • 2gキャラウェイシード、軽くつぶす
  • 2gローリエ、約2枚
  • 10g細塩
  • 2g黒こしょう
  • 800ml熱湯、固定量の範囲で必要に応じて加える
作り方

作り方

作り方

  1. 切りそろえる20分で700g牛肩肉を3cm角にし、500g玉ねぎと12gにんにくを細かく刻む。香辛料と800ml熱湯を準備する。生の牛肉は他の食材と分けて扱う。

  2. 玉ねぎをゆっくり柔らかくする4L厚手鍋に30mlひまわり油を入れ、弱めの中火で500g玉ねぎを20分炒める。深く柔らかく、淡いきつね色で、硬い白い部分が残らない状態にする。

  3. パプリカを焦がさず牛肉へつなぐ鍋を強い火から一度外すようにして12g甘口パプリカと1g辛口パプリカを混ぜ、香りが立ったらすぐ700g牛肩肉を加える。中火で10分、肉の表面の生の色が消え、一部に焼き色が付くまで加熱する。

  4. 弱火でフォークで崩れるまで煮る2gキャラウェイ、2gローリエ、10g塩、2g黒こしょう、熱い水を固定量800mlの範囲で加える。弱くふつふつする状態へ持っていき、ふたを少しずらして80分煮る。牛肉は63℃以上に達し、最終的にはフォークで柔らかく、玉ねぎが厚いソースへ溶けるまで加熱する。

  5. ローリエを除いて濃度を確認するローリエを取り出す。ソースが牛肉とスプーンに絡み、粉を入れたペースト状ではないことを確認する。水を追加して新しい濃度へ作り替えず、鍋に残る液体だけで整える。

実用情報

実用情報

提供

熱いうちに、マッシュポテト、パスタ、カチャマック、パンなどを別に選んで添えます。付け合わせは濃い玉ねぎ・パプリカソースを受け止める穏やかな味が向きます。

作り置きと保存

前日に煮て速やかに冷却・冷蔵できます。翌日はソースがさらに締まることがあります。2時間以内に浅い容器へ分け4℃以下へ冷蔵し、3〜4日以内に使います。温め直しは74℃まで行い、冷蔵で厚くなりすぎた場合だけ少量の水を計って加えます。

確認ポイント

確認ポイント

  • 80分煮てもソースが薄い目安: 玉ねぎの軟化不足、または水を一度に多く入れた可能性がある。玉ねぎを十分に柔らかくし、固定量800mlを必要に応じて段階的に使う。調整: —
  • パプリカが苦い目安: 熱い脂の中に長く置いた。火を弱め、パプリカは数秒だけ混ぜてすぐ牛肉を入れる。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1人分の量完成した煮込みの1/5
  • エネルギー455kcal
  • 炭水化物11g
  • たんぱく質30g
  • 脂質33g
  • 食物繊維3g
  • ナトリウム880mg

数値は概算です。製品、下処理による歩留まり、吸収量、実際の取り分け方によって変わります。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

固定材料に主要アレルゲンは本来含まれませんが、包装済み香辛料に交差接触がある場合は製品表示を確認します。牛肉は少なくとも63℃へ達し、3分以上休ませる基準がありますが、この煮込みではさらに長く加熱してフォークで崩れる柔らかさにします。残りは2時間以内に4℃以下へ冷蔵し、3〜4日以内に使い、74℃まで再加熱します。

仕上がり: 牛肩肉が柔らかく、煮溶けた玉ねぎが小麦粉なしで肉に絡む厚いソースになります。

決め手: 玉ねぎを20分しっかり柔らかくし、パプリカを焦がさず、63℃を超えても牛肩肉がフォークで柔らかくなるまで煮ることが決め手です。