セルビア · 朝食または軽食

カチャマック(Kačamak)

細かいコーンミールを沸騰した塩水に山状に入れ、中央の穴から熱湯を通して蒸し煮にした後、力強く練ります。仕上げにカイマックと白い塩水チーズを重ねるセルビアの朝食・軽食です。

セルビアの代表料理
共有
カチャマック(Kačamak)
出来上がり量 4人分
準備時間 10分
加熱時間 40分
待ち時間 0分
概要

カチャマック(Kačamak)|カイマックと白い塩水チーズを重ねる濃厚コーンミール

カチャマックはバルカン各地に見られるコーンミール料理で、セルビア中部では細かい白いコーンミールを使い、白いチーズやカイマックと合わせる形が知られています。日本語では「カチャマック」という表記が使われることがあり、原名Kačamakを併記すると料理の識別がしやすくなります。

この配合は1000mlの水に300gの細かいコーンミールを使う濃い仕上げです。材料を最初からかき混ぜ続けるのではなく、沸騰した湯の中央に粉を一つの山として入れ、細い穴を開けて湯を内部まで循環させます。25分の蒸し煮で中心まで水和させてから練るのが特徴です。

練る前に明らかに余った熱湯は別に取ります。ここで湯が多すぎると切り分けられるほどの密度になりません。逆に硬すぎる場合は、取り分けた熱湯を少量だけ戻せるため、最初から鍋に全量を残すより調整しやすくなります。

最後に50gのカイマックと100gの白い塩水チーズを熱いカチャマックに重ねます。カイマックは余熱で柔らかくなり、チーズは粒を残します。乳製品を煮込まず最後に加えることで、塩気と乳脂肪の位置が一様になりすぎません。

実用情報

実用情報

  • 粉の中央に穴を開ける熱湯が山の中心まで入り、乾いた粉を残しにくくする。
  • 余分な湯を先に取る緩すぎる仕上がりを防ぎ、必要なら後から少量戻せる。
  • 乳製品は最後に加えるカイマックとチーズを一体化させすぎず、塩気と脂肪の層を残す。
材料

材料

カチャマック

  • 1000ml水
  • 300g細かいコーンミール、できれば白色。黄色でも可
  • 8g細塩
  • 50gカイマック、すくえる柔らかさ
  • 100g白い塩水チーズ、粗く崩す
作り方

作り方

作り方

  1. 材料を計量する300gコーンミール、1000ml水、8g塩を計量し、100gのチーズを崩し、50gのカイマックを取り分ける。乳製品は使う直前まで4℃以下で保つ。

  2. 塩水を完全に沸騰させる3Lの厚手鍋に1000ml水と8g塩を入れ、強火で約10分、全体が激しく沸騰するまで加熱する。

  3. 粉を山にして蒸し煮にする300gコーンミールを中央へ一度に山状に入れる。中央に細い穴を開けて熱湯が通るようにし、混ぜずに弱めの中火で25分ふつふつと加熱する。穴の内部まで水和し、乾いた粉が残らないことを確認する。

  4. 余分な湯を取り、力強く練る明らかに余る熱湯を耐熱ジャグへ取り分け、木べらで力強く練る。弱火で最大5分、全体が非常に濃くなり、鍋肌から一つの塊として離れるまで混ぜる。硬すぎる場合だけ取り分けた熱湯を少量戻す。

  5. 乳製品と重ねる熱いカチャマックを50gカイマック、100g白い塩水チーズと重ねて温かい鉢に盛り、すぐに提供する。

実用情報

実用情報

提供

熱いうちに食べます。カイマックは柔らかく、チーズは見える粒として残る状態が目安です。プレーンヨーグルトを別添えにすることはできますが、この固定配合には含めません。

保存と温め直し

乳製品を合わせた残りは2時間以内に4℃以下へ冷蔵し、3〜4日以内に食べます。冷えるとかなり固くなります。温め直しは中心74℃まで行い、必要な場合だけ少量の水を加えてすくえる固さへ戻します。

確認ポイント

確認ポイント

  • 内部に乾いた粉が残る目安: 中央の穴が狭すぎるか水和不足。取り分けた熱湯を少量戻し、加熱してから練る。調整: —
  • ゆるくてまとまらない目安: 練る前に湯が多く残っている。弱火で練りながら水分を飛ばし、鍋肌から塊で離れるまで詰める。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1人分の量出来上がり全体の1/4
  • エネルギー420kcal
  • 炭水化物59g
  • たんぱく質9g
  • 脂質17g
  • 食物繊維5g
  • ナトリウム1130mg

数値は概算です。製品、下処理による歩留まり、吸収量、実際の取り分け方によって変わります。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

乳(カイマック、白いチーズ)を含みます。コーンミール自体は小麦グルテンを含みませんが、製品や調理環境の交差接触は別途確認が必要です。カイマックとチーズは4℃以下で保管し、残りは2時間以内に冷蔵、温め直しは74℃まで行います。

仕上がり: 濃く一体化したコーンミールに、柔らかなカイマックと塩味のあるチーズが層として残ります。

決め手: 粉の山を内部まで水和させてから余分な湯を取り、最後に力強く練る工程が最も重要です。