セルビア · 調味料/スプレッド

アイバル(Ajvar)

肉厚の赤いロースト用パプリカを高温で焼き、皮と種を除いて8時間冷蔵で水切りします。粗く挽いてから、ひまわり油、ワインビネガー、砂糖、塩とともにゆっくり煮詰め、濃く艶のあるペーストにします。

セルビアの代表料理
共有
アイバル(Ajvar)
出来上がり量 約1.5kg、75gずつ20人分
準備時間 60分
加熱時間 135分
休ませる時間 500分(8時間20分)
概要

赤パプリカを焼き、水切りして煮詰めるセルビアのアイバル

アイバルは、焼いた赤パプリカを主体に作るバルカン地域のペーストで、日本語でも「アイバル」「アイヴァル」と呼ばれています。赤パプリカの甘みとロースト香を凝縮した調味料で、パンや肉料理などに添えられます。

この配合は、赤パプリカ3,000gを主役にし、ナスや唐辛子は加えません。ひまわり油180ml、ワインビネガー60ml、砂糖20g、塩30gで味を整えます。

最初の重要な工程は、230℃で皮を十分に膨らませ、黒く焦げた斑点ができるまで焼くことです。焼き上がったパプリカを20分覆って蒸らすと、皮が外れやすくなります。

皮、へた、種を除いた後は洗い流さず、ざるに上げて4℃以下で8時間水切りします。余分な水分を落とすことで、後の煮詰め時間を抑え、パプリカの風味を濃縮できます。

水切りした果肉は完全なピューレにはせず、細かな粒が少し残る程度に粗く挽きます。広い厚手鍋で約90分煮詰め、油を少しずつ加えます。最後の20分にビネガー、砂糖、塩を加え、へらの跡が鍋底に一瞬残る濃度まで仕上げます。

このレシピは冷蔵保存を前提とした家庭向け配合で、常温保存用の検証済み瓶詰め手順ではありません。また、保護名称「Leskovački domaći ajvar」の規格に適合する製品を示すものでもありません。

実用情報

実用情報

  • パプリカを十分に焼く果肉が柔らかくなるまで焼くと、皮むきがしやすくなり、青臭さも残りにくくなります。
  • 水切りは冷蔵で8時間行う果肉を無理に絞らず、自然に余分な水分を落とします。
  • 終盤は鍋底をこまめにこする濃度が上がるほど焦げ付きやすくなります。
材料

材料

  • 3,000g 赤いロースト用パプリカ、肉厚で甘いもの。洗って水気を拭く
  • 180ml ひまわり油、煮詰めながら少しずつ加える
  • 60ml ワインビネガー
  • 20g 砂糖
  • 30g 塩(細粒)
作り方

作り方

焼く・皮をむく・水切りする

  1. オーブンを準備するオーブンを230℃に予熱し、丸ごとのパプリカを天板に一段で並べる。準備は約10分。

  2. 焼く230℃で35〜45分、1〜2回返しながら焼く。皮の大部分が膨らみ、所々が黒くなり、果肉が柔らかくなるまで加熱する。

  3. 蒸らして皮をむく熱いパプリカをふた付きの耐熱ボウルに移し、20分蒸らす。その後、約35分かけて皮、へた、種を除く。果肉は洗い流さない。

  4. 冷蔵で水切りする果肉をざるに入れてボウルに重ね、4℃以下で8時間水切りする。

挽いて煮詰める

  1. 粗く刻む水切りしたパプリカを約10分かけて、均一だが完全には滑らかでない状態まで粗く挽く。

  2. 煮詰める広い厚手鍋に移し、弱めの中火で約90分、頻繁に混ぜながら煮詰める。180mlのひまわり油を少しずつ加え、最後の20分で60mlのワインビネガー、20gの砂糖、30gの塩を加える。へらで鍋底をなぞると短時間跡が残り、水っぽい輪が出ない濃度にする。

  3. 冷まして冷蔵する浅く清潔な容器に分け、2時間以内に冷まして4℃以下で冷蔵する。常温保存用の瓶詰め処理として扱わない。

実用情報

実用情報

提供

グリル肉、パン、チーズなどの添え物として使える。栄養計算は75gを1人分としている。

仕込み

前日にパプリカを焼き、皮をむいて冷蔵で水切りしておくことができる。

保存

完成後は2時間以内に4℃以下で冷蔵し、3〜4日以内に使う。より長く保存する場合は計量して冷凍し、冷蔵庫で解凍する。常温保存の手順は含まない。

確認ポイント

確認ポイント

  • 水っぽい目安: 水切り不足、または鍋が狭く蒸発が遅い。8時間の冷蔵水切りを行い、広い鍋で濃度が上がるまで煮詰める。調整: —
  • 鍋底が焦げる目安: 火が強い、または濃くなった終盤に混ぜる回数が少ない。火を下げ、特に最後の30分は頻繁に鍋底をこする。調整: —
栄養情報

栄養情報

  • 1人分の量75g
  • エネルギー125kcal
  • 炭水化物9g
  • たんぱく質2g
  • 脂質9g
  • 食物繊維3g
  • ナトリウム600mg

数値は概算です。パプリカの水分量と最終的な出来上がり重量で変動します。

アレルゲンと食品衛生

アレルゲンと食品衛生

記載材料そのものに主要な規制対象アレルゲンは含まれませんが、包装材料や共用器具は別途確認してください。水切り中は4℃以下を維持します。完成したアイバルは2時間以内に冷やして4℃以下で冷蔵し、3〜4日以内に使います。このレシピは常温保存可能な缶詰・瓶詰め工程として検証されていません。

よくある質問

よくある質問

常温で長期保存できますか

この配合は冷蔵保存用です。検証済みの常温保存用処理は含まれていないため、室温保存は案内しません。

仕上がり: 焼きパプリカの甘みと香りが濃縮され、油で艶が出た、細かな粒感を残す濃厚なペースト。

要点: 焼き切ること、8時間の冷蔵水切り、広い鍋でのゆっくりした煮詰めが決め手です。