ギリシャの代表料理

パツァス

レシピ早見表

パツァス

構造化レシピの主要情報。

カテゴリー肉のスープ
料理ギリシャ料理
調理法下ゆでと長時間の弱火煮
難易度上級
分量
8人分
準備
45分
煮込み
5時間
浸水と休ませる時間
30分
合計
6時間15分
1人分
約330 kcal

内臓の洗浄 · 弱い煮立ちで澄ませる長時間スープ

パツァス —牛の胃袋と仔牛の足を静かに煮て澄んだスープにし、にんにく酢と唐辛子を別添えする料理

下処理済みの牛の胃袋と縦割りの仔牛の足を洗浄、酢水、下ゆでの順に処理し、新しい水で静かに長時間煮る。脂と泡を取り、具を食べやすく切って澄んだスープへ戻し、にんにく酢と唐辛子を卓上で加える。

澄んだスープにやわらかなトライプを入れ、にんにく酢を別添えしたパツァス
スープは濁りと過剰な脂がなく、具はやわらかいが形を保っている。

01 · 概要

概要

パツァスは、トライプと仔牛の足を長時間煮るギリシャのスープである。この配合では、提供された名称に含まれていた医療的な効能表現を使わず、料理としての下処理、透明感、やわらかさに焦点を置く。

内臓料理では最初の洗浄が味と安全な作業の両方に関わる。粗塩で表面を洗い、酢水へ短く浸し、10分の下ゆで湯をすべて捨てる。その後は清潔な鍋と新しい冷水を使う。

本煮込みは強く沸かさない。激しい沸騰はスープを濁らせ、表面に出た部分を硬くする。最初の1時間は混ぜずに泡と脂を取り、部位ごとにやわらかくなった順に取り出す。

にんにく酢と唐辛子は鍋へ入れず、卓上に置く。澄んだスープを保ったまま、各自が酸味と辛味を調整できる。冷蔵した残りは中心74°C以上まで再加熱する。

最初のゆで湯を完全に捨てる

灰色の泡や強い匂いを次のスープへ持ち込まない。

本煮込みはごく弱い沸騰にする

澄んだスープとやわらかい表面を保つ。

部位ごとに先に取り出す

トライプを煮崩さず、仔牛の足を十分にやわらかくできる。

02 · 材料

材料

スープ

1.2 kg
下処理済み牛トライプ ハチノスと平らな胃袋を組み合わせてもよい。
1 kg
縦割りの仔牛の足 肉店で縦に割ってもらう。
80 ml
白ワインビネガー 浸水と最初の洗浄用。
40 g
粗塩 こすり洗い用。大部分は洗い流す。
4 L
冷水 下ゆで用の追加水は別。
大1個
黄玉ねぎ(半分に切る)
2枚
ローリエ
14 g
細粒海塩 段階的に加える。
小さじ1
黒こしょう粒

にんにく酢と卓上調味料

4片
にんにく(細かくすりおろす)
120 ml
赤ワインビネガー
30 ml
熱いスープ にんにく酢をなじませる。
小さじ2
乾燥赤唐辛子フレーク 別添え。
小さじ1
スイートパプリカ 好みで卓上に。

03 · 作り方

作り方

内臓を洗い、下ゆでする

60分
  1. 状態を確認して余分を除く

    流し台の周囲を片付け、冷水でトライプを洗う。目立つ脂肪と変色した端を切り、粗塩をこすり付けてから再び十分に洗う。

    表面が清潔で淡い色になり、ゆるい汚れが残らない。
  2. 酢水へ短時間浸す

    トライプを冷水と白ワインビネガー80 mlに20分浸す。水を切って十分にすすぐ。仔牛の足は別に洗う。

    最後のすすぎ後に強い酢の匂いが残らない。
  3. 10分下ゆでして湯を捨てる

    トライプと仔牛の足を寸胴鍋へ入れ、新しい水で覆って10分沸騰させる。湯をすべて捨て、具材を洗い、鍋も洗ってから次へ進む。

    灰色の泡と最初のゆで湯を完全に捨てている。

澄んだスープを作る

4〜5時間
  1. 新しい冷水から煮始める

    清潔な鍋へトライプと足を戻し、冷水4 L、玉ねぎ、ローリエ、黒こしょう粒、塩8 gを加える。ゆっくり沸点へ近づけ、表面に小さな泡が時々出る程度まで火を弱める。

    表面では小さな泡だけが間隔を空けて上がる。
  2. 混ぜずに泡と脂を取る

    最初の1時間は15分ごとに泡と余分な表面脂を取る。鍋をかき混ぜると細かい粒がスープへ散るため避ける。

    液体が淡い黄金色になり、時間とともに澄んでくる。
  3. 部位ごとにやわらかさを確認する

    ふたを少しずらして3時間30分煮たら、トライプを確認する。切りやすく形を保つものは先に取り出し、硬いトライプと仔牛の足は最大90分追加で煮る。

    フォークがトライプへ楽に入り、足の組織が骨からきれいに外れる。
  4. 具を分け、脂と骨を除いて切る

    固形物をバットへ取り出す。玉ねぎ、ローリエ、こしょう粒、骨を捨てる。ゆるい脂を除き、トライプは一口大の細切り、足の肉と皮は食べやすく刻む。

    具はやわらかく清潔で、骨片が残らない。

スープを整えて供する

35分
  1. こして戻し、味を整える

    スープを細かいざるで清潔な鍋へこす。余分な脂を取り、切ったトライプと足を戻して15分煮る。残りの塩6 gは味を見てから加える。

    スープがスプーンを薄く覆うが、脂っこくない。
  2. にんにく酢を作る

    にんにく、赤ワインビネガー、熱いスープ30 mlを混ぜて15分置き、小さな器またはピッチャーへ移す。

    にんにくの鋭さはあるが、生の味だけが分離していない。
  3. 調味料を別添えして供する

    熱いスープを8個の器へ注ぐ。にんにく酢、赤唐辛子、パプリカは鍋全体へ入れず、卓上で好みに合わせて加える。

    澄んだスープの味を壊さず、各自で強さを調整できる。

04 · 確認ポイント

確認ポイント

本煮込み

表面がかすかに動く程度

強く沸かすと濁り、露出した部分が硬くなる。

トライプの状態

フォークで切れるが崩れない

3時間30分から確認し、完成した部位を個別に取り出す。

残り物の再加熱

74°C

冷蔵したスープは全体を74°C以上にしてから供する。

05 · 実用情報

実用情報

盛り付け

非常に熱い状態でパンを添える。にんにく酢と唐辛子は別にし、澄んだスープの均衡を保つ。

保存

浅い容器へ分け、2時間以内に冷蔵する。3日以内に使うか、2か月冷凍する。

温め直し

弱めの火で全体を74°C以上にする。長く激しく沸かすと脂っこくなりやすい。

生の内臓を扱った後

専用まな板を使い、手、流し台、包丁、周囲の作業面を十分に洗浄する。

06 · 栄養情報

栄養情報

エネルギー
約330 kcal
炭水化物
約2 g
たんぱく質
約36 g
脂質
約20 g
食物繊維
約0 g
ナトリウム
約690 mg

1食分: 約450 ml。 アレルゲン: 基本配合には主要な法定アレルゲンを含まない。ビネガーと包装済み香辛料は個別の感受性に応じて表示を確認する。 数値は標準的な食品成分資料による概算で、製品、下処理、吸収量、分け方によって変わる。

理想の仕上がり

スープは淡く澄み、トライプはフォークで切れるが崩れず、酸味と辛味は卓上で調整できる。

洗浄、下ゆで、新しい水、弱い煮立ち、部位別の取り出しを順守すると、強い煮立てに頼らず透明感が出る。