アンゴラ料理 · 魚の煮込み · レシピ
アンゴラ風魚のカルル 鮮魚と干し魚、オクラ、葉野菜を 赤いパーム油で煮る
鮮魚と塩抜きした干し魚を重ね、オクラ、なす、葉野菜を赤いパーム油で煮る。かき混ぜすぎず、フンジェに絡む濃度へ仕上げる。
カテゴリー: 主菜/ 料理: アンゴラ/ 難易度: 中級/ 合計: 3時間25分(干し魚の塩抜き2時間を含む)
二種類の魚と野菜を層にして煮ると、魚の形を残したまま濃い煮汁がフンジェへ絡む。
料理の背景と仕上がり
カルルは、魚、葉野菜、オクラ、なすなどを一つの鍋で煮るアンゴラの料理である。地域や家庭によって使う魚と葉が変わり、鮮魚だけの形、干し魚を加える形、肉を使う形もある。この配合では鮮魚と塩漬け干し魚を合わせ、香りと塩味を重ねる。
混ぜる代わりに鍋を揺する。魚の形を残しながら、野菜の水分を下の層へ落とす。
干し魚は短時間の調味料ではなく、煮汁の骨格になる。塩分が強いため、冷水へ二時間浸し、途中で二回水を替える。塩抜き後に小片を味見し、まだ強ければさらに三十分置く。鍋へ加える塩は最後まで控え、鮮魚には必要最小限だけ振る。
鍋の中では、玉ねぎとトマトを下に置き、その上へ干し魚、なす、オクラ、鮮魚、葉野菜を重ねる。最初から激しく混ぜると鮮魚が崩れ、オクラの粘りが煮汁全体へ強く出る。蓋をして蒸気を回し、途中で鍋を揺すり、終盤だけ底から静かに返す。
赤パーム油は橙赤色と独特の香りを与える。精製された無色の油では同じ味にならない。使用量は六十ミリリットルとし、野菜と魚を覆うほど増やさない。トマトの酸味、干し魚の塩気、オクラのとろみが合わさり、油は煮汁の表面へ薄く浮く程度がよい。
葉野菜にはほうれん草またはケールを使う。生のキャッサバ葉は適切な粉砕と長時間加熱が必要で、処理が不十分だと有害成分が残るため、この家庭向け配合では使わない。完成したカルルは白いフンジェへかけ、濃い煮汁を受け止めて食べる。
二種類の魚を一つの煮汁へ
レシピの要点。 干し魚を二時間塩抜きし、鮮魚へレモンとこしょうをなじませる。玉ねぎとトマトを鍋底へ置き、干し魚、なす、オクラ、鮮魚、葉野菜を重ねる。赤パーム油と水を加え、弱い沸騰で五十五分煮る。
材料
魚
- 塩漬け干し白身魚 150 g — 冷水で2時間塩抜き
- 白身魚の切り身 800 g — 厚さ3〜4 cm
- レモン果汁 25 ml — 鮮魚用
- 塩 0〜5 g — 干し魚の塩分を見て調整
- 黒こしょう 2 g — 鮮魚へ振る
野菜と煮汁
- 玉ねぎ 300 g — 薄切り
- にんにく 20 g — みじん切り
- トマト 500 g — 粗く刻む
- オクラ 250 g — へたを整え、半分に切る
- なす 350 g — 3 cm角
- ほうれん草またはケール 400 g — 太い茎を除き刻む
- 赤パーム油 60 ml — 食用の未精製品
- 水 300 ml — 煮込み用
- ピリピリ 1本 — 切れ目を入れる、任意
- ローリエ 1枚 — 仕上げに除く
アンゴラ風魚のカルル レシピの手順
魚を準備する
干し魚を塩抜きする
干し魚を冷水に二時間浸し、四十分ごとに水を替える。水気を切り、骨があれば除いて大きめにほぐす。 小片を味見し、強い塩辛さが残る場合はさらに30分浸す。
鮮魚を調味する
鮮魚へレモン果汁、黒こしょう、塩は最大二グラムだけをまぶし、冷蔵で十五分置く。
層を作って煮る
鍋底を作る
広い厚手鍋へ玉ねぎ、にんにく、トマトの半量を順に広げる。干し魚、なす、オクラを重ねる。
鮮魚と葉を重ねる
鮮魚を一層に置き、残りのトマト、葉野菜をのせる。赤パーム油、水、ピリピリ、ローリエを加える。
蒸し煮にする
蓋をして中火で沸騰直前まで温め、弱火にして三十五分煮る。十分ごとに鍋を静かに揺するが、木べらで混ぜない。 葉野菜が沈み、オクラがやわらかくなる。
濃度を付ける
蓋を外し、底から大きく一度だけ返す。さらに十五〜二十分煮て水分を飛ばす。 鮮魚の中心温度が63℃に達し、身が不透明で薄片へ分かれる。
塩味を整える
ローリエとピリピリを除く。煮汁を味見し、必要な場合だけ残りの塩を少量加える。火を止め、五分休ませる。
盛り付け、保存、応用
盛り付け
白いフンジェを皿の片側へ置き、魚を崩さないようカルルを隣へ盛る。煮汁をフンジェへ少しかける。追加のピリピリソースは別添えにし、干し魚の塩味を見て量を調整する。
保存と温め直し
調理後二時間以内に浅い容器へ移し、冷蔵で二日まで保存する。弱火の鍋で少量の水を加え、中心まで十分に熱くなるまで温める。何度も混ぜず、鍋を揺する。冷凍は一か月まで可能だが、オクラと葉の食感は軟らかくなる。
四つの応用
①白身魚を硬めのメルルーサや鯛へ替える。②ケールとほうれん草を半量ずつ使う。③干し魚を百グラムへ減らし、塩味を穏やかにする。④なすの半量を皮付きズッキーニへ替える。赤パーム油を完全に省くと料理の香りと色が大きく変わる。
料理人の要点
一つ目は干し魚の塩を水替えで抜くこと。二つ目は魚と野菜を層にして、前半は混ぜないこと。三つ目は追加の塩を最後に決めること。
必要な道具
直径二十八センチ前後の広い厚手鍋、蓋、浅い浸水容器、食品用温度計を使う。広い鍋は鮮魚を重ねずに置けるため、加熱中の崩れを抑える。
1人分の栄養価
- カロリー
- 約 350 kcal
- 炭水化物
- 約 15 g
- たんぱく質
- 約 35 g
- 脂質
- 約 18 g
- 食物繊維
- 約 6 g
- ナトリウム
- 約 780 mg
1人分: 煮込み約350 g。標準的な食品成分値から算出した概算で、製品、可食部、油の吸収、取り分け方により実際の値は変わる。アレルゲン: 主要アレルゲンは魚。干し魚の塩分は製品差が大きいため、追加の塩は完成直前に決める。生の未処理キャッサバ葉は使わない。鮮魚は中心温度六十三度を目安にし、身が不透明になって薄片へ分かれるまで加熱する。
鮮魚のやわらかさと干し魚の強さは、鍋の層の中で同じ煮汁になる。
アンゴラ風魚のカルルは、材料を頻繁に混ぜて均一にする煮込みではない。塩抜きした干し魚、鮮魚、オクラ、葉野菜を順に置き、蒸気と自重で味を下へ通す。最後に残る濃い煮汁が、フンジェと魚を一皿へ結ぶ。