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イタリア · ローマ/ラツィオ州

トンナレッリ・カーチョ・エ・ペペ

ペコリーノ・ロマーノ、挽きたての黒こしょう、でんぷん質のパスタのゆで汁で作るローマのトンナレッリ・カーチョ・エ・ペペです。生クリームもバターも使いません。

イタリアの伝統料理パスタ/プリモ・ピアット
共有
ペコリーノと黒こしょうをまとった素朴な器のトンナレッリ・カーチョ・エ・ペペ
料理について

トンナレッリ・カーチョ・エ・ペペについて

カーチョ・エ・ペペは、材料が少ないぶん隠れたソースに頼れないローマのパスタです。ペコリーノ・ロマーノ、黒こしょう、でんぷん質のパスタのゆで汁そのものが麺を覆うソースになります。Turismo Romaでは、チーズをゆで汁と混ぜてクリーム状にし、熱いパスタへ素早く絡める技法を明確に示しています。

同市の基準レシピはスパゲッティを使いますが、トンナレッリもよく知られたバリエーションとして明記されています。太く角のあるトンナレッリはチーズとこしょうの乳化液をよく抱えるため、このページでは同じローマ式の技法を保ちながらトンナレッリを使います。

最大の注意点は温度です。まだ非常に熱いフライパンへペコリーノを加えると、たんぱく質が締まり、糸を引く塊やざらついた塊になりやすくなります。そこでチーズは直火から外し、温かくでんぷん質の多いゆで汁を少しずつ加えて濃いクリーム状にし、その後、水気を切ったトンナレッリへ絡めます。

黒こしょうは単なる飾りではありません。粗く砕いたこしょうを乾いたフライパンで短く温めると香りが立ち、その後に少量のゆで汁を加えることで香りの油分を拾い、仕上がり全体へ均一に広げられます。

仕上がりのソースはつやがあり、溶けたチーズのように固くならず、動く程度のゆるさを残します。乳化液は冷めるとすぐに濃くなるため、温めた皿を使い、完成したらすぐに提供します。

技法

重要な3つのポイント

  • ペコリーノは細かくすりおろす。 粒子が細かいほど、粗い削り片より均一に溶けて分散しやすくなります。
  • チーズを加える前に温度を下げる。 乳化は温かいでんぷん質のゆで汁で作り、沸騰するほどの熱は塊を作りやすくします。
  • パスタのゆで汁を十分に取っておく。 必要量はチーズの熟成度とパスタのでんぷん量で変わるため、最終的には質感を見ながら調整します。
調理する

材料

調理前に確認しやすいよう、必要な材料をまとめています。

パスタとソース

  • 400gトンナレッリ
  • 180gペコリーノ・ロマーノ DOP非常に細かくすりおろす
  • 10g黒こしょう粒挽きたてではなく、直前に粗く砕く
  • 細粒の海塩細粒の海塩パスタのゆで湯用。ペコリーノに塩味があるため、通常のパスタより控えめにする
手順

作り方

こしょうとチーズを準備する

  1. こしょうを煎る。 黒こしょうを粗く砕き、乾いた広いフライパンに入れて中弱火で60〜90秒、香りが立つまで温める。火を止める。

    黒こしょうは煙を出さず、はっきり強い香りが立つ状態にする。
  2. ペコリーノのクリームを作る。 すりおろしたペコリーノを大きなボウルに入れる。パスタのゆで汁に十分なでんぷんが出たら、温かいゆで汁約100mlを少しずつ泡立て器で混ぜ、濃くなめらかなペースト状にする。

    糸を引いたり油が分離したりせず、クリーミーでまとまった状態にする。

トンナレッリをゆでて乳化させる

  1. アルデンテにゆでる。 控えめに塩を加えた湯でトンナレッリをアルデンテまでゆでる。水気を切る前に、ゆで汁を少なくとも300ml取っておく。

    しっかり和えても崩れない程度の歯ごたえを残す。
  2. ゆで汁でこしょうの香りを引き出す。 煎ったこしょうのフライパンに熱いパスタのゆで汁約80mlを加え、フライパンを回して香りの油分を溶かし出す。水気を切ったトンナレッリを加え、短く和える。

    チーズを加える前に、薄いでんぷん質の膜がパスタを覆う状態にする。
  3. 直火を外して仕上げる。 フライパンを30〜60秒冷ましてからペコリーノのクリームを加え、勢いよく和える。取っておいたゆで汁を少量ずつ加え、ソースにつやが出て流れる状態になるまで調整する。

    独立したチーズの塊を残さず、薄くクリーミーな層がパスタに絡む状態にする。
  4. すぐに盛り付ける。 温めた皿に分け、黒こしょうを少量追加して仕上げる。すぐに提供する。

    食卓へ届く時点でもソースが流動性を保っている状態にする。
実践のポイント

実践のポイント

トンナレッリとスパゲッティ

Turismo Romaはスパゲッティを基準として示し、トンナレッリもよく知られたバリエーションとして挙げています。ソースの技法は同じです。

ゆで汁の温度

チーズの混合物が締まった場合は加熱せず、激しく沸騰していない温かいパスタのゆで汁をスプーン1杯ずつ加えてゆるめます。

生クリームもバターも使わない

ここで採用するローマ式にはどちらも必要ありません。でんぷん、ペコリーノ、攪拌でソースを作ります。

トラブルシューティング

トラブルシューティング

  • チーズが糸を引く、または塊になる。 ペコリーノを加えたとき、パスタまたはフライパンが熱すぎます。直火から外して作業し、短く冷ましてください。
  • ソースが水っぽい。 パスタのゆで汁を一度に加えすぎています。和え続け、必要な場合だけチーズを追加します。
  • 盛り付けた後にパスタが乾く。 提供前の乳化液が固すぎます。皿の上で濃くなるため、仕上げは少しゆるめにします。
1人分の栄養情報

1人分の栄養情報

  • 1人分: パスタ1皿分
  • エネルギー: 約610 kcal
  • 炭水化物: 76g
  • たんぱく質: 26g
  • 脂質: 22g
  • 食物繊維: 3g
  • ナトリウム: 約950mg

概算値はペコリーノのナトリウム量と、パスタのゆで湯に使う塩の量に大きく左右されます。

アレルゲンと食品安全

アレルゲンと食品安全

小麦/グルテンと乳を含みます。

チーズの混合物には清潔な器具を使い、温かい乳製品ソースを長時間保温せず、作ったら速やかに提供します。

残りは2時間以内に冷蔵し、74 °Cまで再加熱します。ただし、乳化状態は作りたてが最も良好です。

よくある質問

よくある質問

カーチョ・エ・ペペでチーズが固まるのはなぜですか?

ペコリーノのたんぱく質は過度な熱で締まります。温度を下げ、でんぷん質の多いゆで汁を使うことが主な対策です。

パルミジャーノでペコリーノ・ロマーノを代用できますか?

溶け方が異なり、羊乳由来の鋭い風味も変わるため、ここで選んだローマ式とは別のバリエーションになります。

トンナレッリはカーチョ・エ・ペペの伝統的なパスタですか?

はい。Turismo Romaの参照レシピはスパゲッティを使いますが、トンナレッリも定着したバリエーションとして挙げています。

まとめ

最も重要なポイント

  • 仕上がり: 太いトンナレッリ全体をつやのあるペコリーノの乳化液が覆い、香り高い黒こしょうが効き、生クリームがチーズの風味を隠さない状態です。
  • 要点: ペコリーノを加える前に温度を管理し、でんぷん質のゆで汁を少しずつ使います。