イタリアの代表料理

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ

レシピ早見表

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ

構造化レシピの主要情報。

料理イタリア料理・トスカーナ
区分牛肉の主菜
調理法炭火、直接火と間接火
難易度上級
分量
4人分
準備時間
15分
加熱時間
25分
休ませる時間
55分
合計時間
95分
エネルギー目安
1人分 約700 kcal
道具
二段階の火力を作れる炭火グリル · 長いトング · 即時読み取り式肉用温度計 · 大きなまな板 · 切肉用の包丁

炭火で焼くビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ — 厚切りTボーンステーキ

5〜6 cm厚のTボーンまたはポーターハウスを強い炭火で両面焼き、骨側も加熱してから間接火で中心温度を整え、休ませて逆目に切るトスカーナの牛肉料理。

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ — 盛り付けて食卓に出せる状態
完成した料理を盛り付けた状態。

01 · 概要

概要

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは、調味料より先に肉の切り方が決まる料理である。T字型の骨を挟み、一方にサーロイン側、もう一方にフィレ側を持つ非常に厚いロインの切り身が基本になる。

トスカーナの紹介では1.5〜2 kg前後、数cm以上の厚さを持つ大きな肉がよく示される。キアニーナ牛は文化的に強く結びつくが、家庭での火入れでは、同程度に厚い高品質Tボーンまたはポーターハウスであることが重要になる。

伝統的なフィオレンティーナは中心がかなり赤い状態で供される。その温度は、現代の食品衛生上の安全目安より低い場合がある。このレシピでは最も冷たい可食部を63℃以上にし、その後最低3分休ませる方法を採用する。

表面を深く焼きながら中心も63℃まで上げるには、炭火を二つのゾーンに分ける。強い直接火で両面にクラストを作り、その後骨側を加熱し、最後は炭の少ない間接火へ移す。

肉の表面はできるだけ乾かす。水分の多いマリネは不要。塩は後半または休ませる段階で、黒こしょうと少量のオリーブ油は最後に加える。

02 · 材料

材料

骨付きTボーンまたはポーターハウス 1.5 kg、厚さ5〜6 cm
粗塩 10 g
黒こしょう 2 g
エクストラバージンオリーブ油 15 ml

03 · 作り方

作り方

作り方

  1. 焼く45分前に冷蔵庫から出す

    包装を外し、表面をよく拭く。室温に出している合計時間は2時間未満にする。

  2. 炭火を二つのゾーンに分ける

    片側に炭を多く集め、反対側は少量または炭なしにする。

  3. 炎が落ち着くまで待つ

    炭が赤くなり、薄い灰がついた状態で始める。

  4. 最初の面を4〜5分焼く

    強い直接火で動かさず、濃い焼き色をつける。

  5. 裏返して4〜5分焼く

    裏返して4〜5分焼く。

  6. 骨側を4〜5分焼く

    安定しなければトングで支える。

  7. 間接火へ移す

    ふたがあれば閉じ、5分後から温度を確認する。

  8. 最も冷たい中心で63℃を確認する

    骨を避けて測る。

  9. 塩をし、8〜10分休ませる

    塩をし、8〜10分休ませる。

  10. 骨からフィレとサーロイン側を別々に外す

    骨からフィレとサーロイン側を別々に外す。

  11. それぞれ逆目に約1 cm厚で切る

    それぞれ逆目に約1 cm厚で切る。

  12. 黒こしょうとオリーブ油で仕上げる

    黒こしょうとオリーブ油で仕上げる。

04 · 確認ポイント

確認ポイント

強火と間接火の二つのゾーンを作る

強火と間接火の二つのゾーンを作る。

肉の表面を乾かす

肉の表面を乾かす。

温度計を骨に当てない

温度計を骨に当てない。

フィレ側が早く温まる場合は、冷たい側へ向ける

フィレ側が早く温まる場合は、冷たい側へ向ける。

問題目安調整
外が焦げ、中心が低い直接火に長く置きすぎ。
フィレ側だけ乾く間接火の冷たい側へ向ける。
肉が網に張りつく表面が湿っているか、返すのが早い。

05 · 実用情報

実用情報

伝統的な赤い中心と安全温度

伝統的なフィレンツェの仕上がりは63℃を下回る場合がある。より低温を選ぶ場合は食品衛生上のリスクが高まる。妊娠中の人、幼児、高齢者、免疫機能が低下している人には適さない。

キアニーナ牛以外でもよい?

文化的な結びつきは強いが、技術上は質のよい厚切りTボーンでも実行できる。

残り

2時間以内に冷蔵し、3〜4日以内に食べる。再加熱時は74℃まで上げるが、肉はさらに固くなる。

アレルゲンと食品衛生

基本材料に主要アレルゲンは含まない。中心63℃以上、最低3分休ませる。生肉に触れた皿やトングを洗わずに焼いた肉へ使わない。

06 · よくある質問

よくある質問

キアニーナ牛でないと作れない?

技術上は他の高品質な厚切りTボーンでも作れる。

マリネは必要?

不要。

07 · 栄養情報

栄養情報

1人分
調理後の可食部約225〜250 g+仕上げ用オリーブ油
エネルギー
約700 kcal
炭水化物
0 g
たんぱく質
58 g
脂質
51 g
食物繊維
0 g
ナトリウム
約780 mg

- 1人分: 調理後の可食部約225〜250 g+仕上げ用オリーブ油 - エネルギー: 約700 kcal - 炭水化物: 0 g - たんぱく質: 58 g - 脂質: 51 g - 食物繊維: 0 g - ナトリウム: 約780 mg

完成形: 炭火の濃いクラストに包まれた厚切り牛肉を、フィレとサーロインに分けて逆目に切る。 決め手: 直接火で表面、間接火で中心、温度計で最終判断。